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平べったい体に短いガニ股の足、恐竜の子孫なんだなぁと納得してしまうあのゴツゴツした背中。硬いんだろうなあ…むちっとした白っぽいおなかは、少しぷにっとしているのだろうか…
ワニの背のようなゴツゴツしたテキスタイルが作りたくて、フックという技法に魅かれました。織物でも編物でもないループ状の風合いは、素材によって変化します。これなら、背のゴツゴツとお腹のぷにっの両方を表現できます。
硬さのある素材は、コーヒー豆の袋に使われる、粗くて野性味のあるジュート。柔らかで弾力のある素材は、毛足が長めの綿テープ。これは、タオル生産時に生じる端材「タオル捨耳」で、あの今治タオルのの残りです。残念ながら現在はほぼ廃棄されていますが、吸湿性、
染色堅牢度、肌触りは抜群です。手だけでなく、お尻、素足で触れても心地よい、ゴワゴワぷにっとした新しい触感のコンビネーションが生まれました。
DATA
表面感/ゴツゴツ、ぷにっ
技法/フック[山形・穂積繊維工業株式会社]
組成/ジュート
コットン(タオル捨耳)[今治・吉井タオル株式会社 提供]
サイズ/35cmφ
サイズはバイオーダー
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