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アリクイって何種類かいるようなのですが、その表皮のユニークさと言ったらオオアリクイが一番ですよね。細長―い顔と長―い舌。アリ塚を壊すための鋭いかぎ爪のある手や引きずるような邪魔なくらい大きなしっぽは、ぼさぼさの毛におおわれています。子供をおんぶするとぼさぼさ柄がシンクロするのも不思議でたまらない魅力があります。
ボサボサのアリクイはラグに仕立てました。ボサボサ部分は「生地耳」。ほつれないようにフックガンで植え込んでいます。フックガンというのも興味深く、銃のように構えて基布に繊維を打ち込みます。ジュートという硬い繊維の紐と、生地耳をオオアリクイの柄にあわせて配置しました。お尻の乗る位置によって座りご心地が変化するのもコンセプト。きっと触れて感じるのは手だけではなくて、そんなことに気付く楽しいきっかけになったらという願いを込めて。
DATA
表面感/ぼさぼさ
技法/フック[山形・穂積繊維工業株式会社]/
組成/ジュート、コットン、
ウール、リネン
(生地耳)[飯能・株式会社マルナカ 提供]
サイズ/35cmφ
サイズはバイオーダー
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